「一人暮らしの電気代、もう少し安くならないかな…」
毎月届く電気料金の明細を見て、そう感じたことはありませんか?一人暮らしの電気代の平均は月額約7,000円前後。年間にすると約84,000円にもなります。
「使用量が少ないから、乗り換えてもたいして変わらないのでは?」と思うかもしれません。でも実は、一人暮らしだからこそ得できる料金プランがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、一人暮らしの電気代が安くなるおすすめの電力会社8社を比較し、選び方のポイントからすぐに実践できる節約術まで解説します。電力会社選びで迷っている方も、この記事を読めば自分に合った会社が見つかるはずです。
一人暮らしの電気代はどのくらい?平均額と内訳

まずは一人暮らしの電気代の現状を把握しておきましょう。自分の電気代が「高いのか安いのか」の基準がわかると、見直しの必要性が判断しやすくなります。
全国平均は月額約7,000円前後
総務省の家計調査によると、単身世帯の電気代の全国平均は月額約7,300円程度(2025年データ)です。年間に換算すると約88,000円。光熱費のなかでも大きな割合を占めています。
季節によって大きく変動する
一人暮らしの電気代は季節による変動が大きいのも特徴です。
| 季節 | 電気代の目安 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 春(4〜6月) | 約5,000〜6,000円 | 冷暖房の使用が少ない |
| 夏(7〜9月) | 約6,000〜8,000円 | エアコン(冷房)の使用が増える |
| 秋(10〜11月) | 約5,000〜6,000円 | 冷暖房の使用が減る |
| 冬(12〜3月) | 約8,000〜10,000円 | 暖房器具の使用で電気代が跳ね上がる |
特に冬場は暖房の使用頻度が上がるため、夏よりも電気代が高くなる傾向があります。「冬の電気代が急に高くなった」と感じる方は、この季節変動が原因かもしれません。
さくら私、冬は月8,000円くらいかかるんですけど、これって高いですか?



冬場で月8,000円なら平均的な範囲内ですよ。ただ、電力会社を見直すだけで月300〜500円くらい安くなるケースもあります。年間にすると4,000〜6,000円の差になるので、一度チェックしてみる価値はありますね。
一人暮らしの電力会社選び|押さえるべき4つのポイント


一人暮らしの電力会社選びは、ファミリー世帯とは注目すべきポイントが異なります。使用量が少ない分、選び方を間違えるとほとんど節約にならないこともあるため、以下の4点を意識しましょう。
①基本料金の安さに注目する
一人暮らしは月の電気使用量が150〜250kWh程度と少なめです。このくらいの使用量では、従量料金(使った分の料金)よりも基本料金の差が節約効果を大きく左右します。基本料金が安い、あるいはゼロの電力会社は要チェックです。
②契約アンペア数を見直す
一人暮らしなら30Aで十分な場合がほとんどです。40Aや50Aで契約している場合、30Aに下げるだけで基本料金が月額280〜560円ほど安くなる可能性があります。電力会社の乗り換えと合わせて見直すのがおすすめです。
③少量使用でもお得なプランを選ぶ
電力会社のなかには「使用量が多いほどお得」なプランも多いため、一人暮らしの少量使用では差額が出にくいことがあります。「一人暮らし向け」「少量プラン」を明示している会社を優先して比較しましょう。
④解約金なしの会社を選ぶ
一人暮らしは引っ越しの機会も多いため、解約金がかからない電力会社を選んでおくと安心です。ほとんどの新電力は解約金不要ですが、一部のプランでは契約期間の縛りがあるため確認しておきましょう。
【2026年版】一人暮らしにおすすめの安い電力会社8社を比較


一人暮らしの使用量(月150〜250kWh)で節約効果が期待できる電力会社を8社厳選し、比較しました。
| 電力会社 | 料金タイプ | 年間節約額の目安 (東電比) | 解約金 | 一人暮らし向けの強み |
|---|---|---|---|---|
| オクトパスエナジー | 従量料金型 | 約4,000〜5,000円 | なし | 第1段階の単価が安い。再エネ100% |
| シン・エナジー | 従量料金型 | 約5,000〜6,000円 | なし | 基本料金・従量料金ともに割安 |
| 東京ガスの電気 | 従量料金型 | 約2,000〜3,000円 | なし | ガスセットで安心。手間なし |
| CDエナジーダイレクト | 従量料金型 | 約1,200〜2,000円 | なし | 「シングルでんき」一人暮らし専用プラン |
| Looopでんき | 市場連動型 | 約2,000〜6,000円 | なし | 安い時間帯に使えば大きく節約 |
| auでんき | 従量料金型 | ポイント還元で実質お得 | なし | Pontaポイント還元。au割引あり |
| ENEOSでんき | 従量料金型 | 約2,000〜4,000円 | プランによる | ガソリン代割引。車持ちにメリット |
| 楽天でんき | 固定単価型 | 約3,000〜5,000円 | なし | 楽天ポイントで支払いが可能 |
※節約額は東京電力エリア・従量電灯B(30A)、月間使用量200kWh前後での参考値です。実際の金額はお住まいのエリアや使用量により異なります。



年間5,000円くらいの差が出るんですね。一人暮らしだとそんなに変わらないと思ってました…!
一人暮らし向け電力会社8社の特徴をくわしく解説
オクトパスエナジー|少量使用でもしっかり安い
イギリス発・東京ガスとの合弁会社で、実質再生可能エネルギー100%の電気を業界トップクラスの安さで提供しています。特に第1段階(120kWhまで)の従量単価が大手より大幅に安く設定されているため、使用量が少ない一人暮らしでもしっかり節約効果が出やすいのが特徴です。
解約金もかからないため、「試しに変えてみたい」という方にも向いています。
シン・エナジー|基本料金と従量料金の両方が安い
シン・エナジーは基本料金・従量料金ともに大手より安く設定されており、一人暮らしの少量使用でも年間5,000円以上の節約が期待できるとされています。夜間の単価が割安な「夜生活フィットプラン」もあり、日中は仕事で不在という一人暮らしのライフスタイルと相性が良いです。



実は一人暮らしのときにシン・エナジーの夜プランを使ってたんだよね。平日は夜しか家にいないから、毎月400〜500円くらいは安くなってた。地味だけど年間にすると大きいよ。
東京ガスの電気|ガスとまとめてラクに節約
東京ガスのガスをすでに使っている方なら、電気もまとめることでセット割が適用されます。一人暮らしの場合、節約額自体は月200〜300円程度ですが、請求がひとつにまとまる利便性が魅力です。
大手企業の安心感があり、初めて電力会社を見直す方にとってハードルが低い選択肢といえるでしょう。
CDエナジーダイレクト|一人暮らし専用プランがある
CDエナジーダイレクトは「シングルでんき」という一人暮らし向けの専用プランを用意しています。使用量が少ない世帯に最適化された料金設計で、東京電力の標準プランよりも毎月100円以上安くなるケースが多いとされています。
大きな節約額にはなりにくいものの、「確実に今より安くしたい」という堅実派の方に向いています。
Looopでんき|使い方次第で大幅節約も
市場連動型の料金体系で、電力市場の価格が安い時間帯に集中して電気を使うことで節約できるプランです。専用アプリでリアルタイムの単価が確認できるため、「安い時間に洗濯機をまわす」といった工夫が好きな方に向いています。
ただし、単価が高い時間帯に使うとかえって割高になることもあるため、ライフスタイルとの相性をよく考えて選びましょう。
auでんき|Pontaポイントで実質お得
電気料金自体は大手とほぼ同水準ですが、毎月の料金に応じてPontaポイントが還元されます。auスマホやUQモバイルとの組み合わせでセット割引も適用されるため、au経済圏を活用している一人暮らしの方にとっては実質的な節約になります。
ENEOSでんき|車通勤の一人暮らしに
ENEOSカードで支払うとガソリン代が1リットルあたり最大2円引きになる特典が魅力です。車通勤している一人暮らしの方にとっては、電気代とガソリン代の両方を抑えられるメリットがあります。
楽天でんき|ポイントで電気代を支払える
楽天ポイントで電気代を支払える唯一の電力会社です。楽天市場でよく買い物をする方や、楽天カードを日常的に使っている一人暮らしの方なら、貯まったポイントで電気代の実質負担を減らせます。固定単価型のため料金が読みやすいのも安心です。
電力会社の見直し以外にできる|一人暮らしの電気代節約術
電力会社の乗り換えに加えて、日常のちょっとした工夫で電気代をさらに抑えることができます。
①契約アンペア数を見直す
一人暮らしなら30Aで十分なケースがほとんどです。40Aから30Aに下げるだけで、月約280円(年間約3,400円)の節約になります。一度に使う家電が少ない方は検討してみましょう。
②エアコンの設定温度を調整する
冷房は28度、暖房は20度を目安に設定すると、無理なく電気代を抑えられます。特に冬場は暖房が電気代を押し上げる最大の要因なので、厚着やブランケットと併用する工夫も効果的です。
③照明をLEDに切り替える
白熱電球をLED電球に替えるだけで、照明にかかる電気代を約80%カットできます。初期費用はかかりますが、長寿命で交換頻度も減るため、長い目で見ればお得です。
④使わない家電のコンセントを抜く
待機電力は家庭の消費電力の約5〜10%を占めるとされています。テレビや電子レンジなど、使わない時間帯が長い家電はコンセントを抜くか、スイッチ付きの電源タップを活用しましょう。



電力会社の乗り換えとアンペア数の変更を同時にやったら、月600円くらい安くなったよ。どっちも5分くらいの手続きだったから、やらない理由がないんだよね。
一人暮らしの電力会社選びでよくある質問
Q. 賃貸でも電力会社を変えられますか?
はい、個別にメーターが設置されている一般的な賃貸住宅であれば、大家さんへの連絡なしで乗り換え可能です。ただし、マンション全体で一括契約している「高圧一括受電」の場合は対象外となるため、管理会社に確認してみてください。
Q. 引っ越しのときはどうすればいいですか?
引っ越し先でも同じ電力会社を使い続けたい場合は、各社のマイページや電話で住所変更の手続きをすればOKです。供給エリア外に引っ越す場合は解約が必要になりますが、解約金がかからない会社であれば負担はありません。
Q. 使用量が少ないと乗り換えのメリットは薄い?
使用量が多い世帯ほど節約額が大きいのは事実ですが、一人暮らしでも年間3,000〜6,000円程度の節約ができるケースは珍しくありません。数年間で考えると1万円以上の差になるため、見直す価値は十分にあります。
さくら(28歳)



もし乗り換えて合わなかったら、また元の電力会社に戻せるんですか?



もちろん戻せますよ。手続きも新しく乗り換えるときと同じで、Webから数分で完了します。解約金がかからない会社を選んでおけば、何度でも気軽に試せるので安心してくださいね。
まとめ|一人暮らしでも電気代は安くできる
「使用量が少ないから乗り換えても変わらない」と思いがちですが、一人暮らしでも年間数千円の節約ができる電力会社はたくさんあります。大切なのは、少量使用でもメリットが出るプランを選ぶことです。
今回紹介した8社の特徴を改めてまとめます。
| 電力会社 | こんな一人暮らしの方に向いている |
|---|---|
| オクトパスエナジー | 少量使用でもしっかり安くしたい方 |
| シン・エナジー | 夜型の生活をしている方 |
| 東京ガスの電気 | ガスとまとめてラクに管理したい方 |
| CDエナジーダイレクト | 一人暮らし専用プランで確実に節約したい方 |
| Looopでんき | 電気の使い方を工夫するのが好きな方 |
| auでんき | au経済圏でポイントを活用したい方 |
| ENEOSでんき | 車通勤でガソリン代も気になる方 |
| 楽天でんき | 楽天ポイントで電気代を支払いたい方 |
電力会社の乗り換えは、一度手続きすれば毎月自動で節約が続く「手間のかからない固定費削減」です。手続きはWebから5分程度で終わり、解約金がかからない会社も多いので、まずは気になる会社のシミュレーションを試してみてはいかがでしょうか。
浮いたお金で好きなものを買ったり、貯金に回したり。一人暮らしの限られた予算を、もう少しだけ自由に使えるようになります。



一人暮らしこそ、固定費の見直しが生活のゆとりにつながります。まずはシミュレーションで「いくら安くなるか」を確認してみてくださいね。具体的な数字が見えると、行動に移しやすくなりますよ。
